丹羽R-GROUP事務局統括に聞く

「キャストはタレントではない」(3)

「キャストはタレントではない」ということについて、もう少し聞かせてください。
丹羽:何度もいうのですが、ソープ嬢としてのキャストはその本質において徹頭徹尾接客人であって、タレントさんではありません。ですので、店はキャストに対してタレントのような扱いもしませんし、当然のことですが、タレント気取りのような態度も許しません。
R-GROUPは昔からそうなのですか?
丹羽:キャストの位置づけや、キャストさんと店の関係をどのように作っていくのかについては、最初からマニュアルがあったわけではありませんし、この10年苦闘の連続であったともいえます。
だから昔からそうだったというよりは、10年の取り組みを経ながらわれわれ自身のビジネスを考え続けて現在のような地平に辿り着いたというほうが正しいかと思います。
キャストはタレントではないという考え方も、キャストを教育し、逆にキャストに教育されながら、そうした格闘のなかで生み出されてきた考え方であり、スタンスだということかも知れませんね。
いずれにしても、私どもとしては「接客業として健全なあり方」を愚直に追求していきたいと思っています。