R-GROUP事務局通達 2011年5月30日
※以下は通達ではあるが、手紙として書かれた。
(出発前にクルマのなかで少し話したことを、自分なりに整理してみました。)
ルーブル移籍組のデビューにあたって、どのような打ち出しにするかという問題で検討していたが、ここは基本に立ち戻って考えてみたい。結論的にいうと、実務連絡のようなかたちでルーブルからの移籍があったことを明らかにするのはいいことだと思う。実際、そのうちすぐにわかることでもある。
また、ルーブル移籍組はルーブル時代の源氏名をそのままつかっているわけで、しかもその名は漢字一文字という、R-GROUPにはないカラーである。その点だけとっても「どこかからの大量移籍」という事実は容易に推測できる。
だから、ルーブルから大量移籍があった事実は、R-GROUPとしてもどこかで明らかにしなければならないことは自明である。
しかし、だからといって次のような打ち出しはいかがなものか。
■金津園高級店シャトールーブルから移籍!
ルーブルから移籍した、あるいはルーブルという店舗に在籍していたということに、必要以上の価値を見出すような打ち出しである。これは2つの点においてやってはいけないことである。
ひとつは、実際問題としてルーブルのほうがキャストのレベルが高いということはまったくない、ということである。
これは、R-GROUPのほうが高いということがいいたいわけではなく、他店舗のレベルを必要以上に評価することは間違いだということである。
もう一つは、われわれは男子の日々の実践、講習体制なども含め、ソープの内実を追求し続けてきたものとしての矜持を正しくも持つ必要があるということである。
だからルーブルという店舗に敬意を払いつつも、移籍問題はドライに受け止め表現すべきだということである。
・・・なにが言いたいかというと、たとえばドルチェビタがよくやるような、こんな宣伝があるね。
■この子は10万円の店にいた子です!
とか、
■この子は雄琴の最高級店にいた子で、本来だったら10万近く払わないと遊べない子なんですが、手取りがよくて利益が薄いドルチェに来た結果、半額の値段で遊べるんです。すごいでしょう?
というような。
ドルチェビタのホームページを見てみてください。
キャストさんの紹介は「元超高級店」「超高級最で少しだけ経験あります」「地域超高級店10万円の店、経験少なめ」・・・というように、元どこかにいた子という言葉で溢れている。
まず、それがその子の特徴付けになっているんだ。
若くてスレンダーで礼儀正しくて性格がよくて・・・というその子が持っている個性で売るんじゃない。
10万の店にいた、最高級店にいた・・・という履歴で売る。
つまり、ドルチェビタのブランドで売るというのではないんだね。
要するに、他店のブランドに拝跪してしまっているんだ。
しかし、そんな考え方はいかがなものか。
10万円の店にいたから、美人でいい子なんだという倒錯した考え。
自分の店でしっかり教育したというのではなく、10万円の店にいたからサービスも間違いないという他力本願。
それを半額で提供しますよ、というたたき売り。
理想やプライドのカケラもない、こんな文章で顧客の劣情を刺激するのはビジネスではないというのがわれわれの考え方だということがいいたいわけです。
・・ドルチェというような、あえて極端な例をだしたけれど、ルーブル問題でわれわれがもう一度思い出さなければならないのは、R-GROUPのブランドであり、路線であり、この会社で働いているわれわれの誇りということです。
R-GROUPに採用され在籍している…ことの価値や意義を大切に考えるのであれば、ルーブルからの移籍を必要以上に持ち上げることはない。
そこの考え方を基本に据えて、移籍キャストのプロデュースを考えていこう!ということです。
ご理解ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
R-GROUP事務局
(続き)
したがって、移籍組のプロデュースにおいては、各個別キャストの個性のみで売り出すことを基本とする、ということです。
あえて「ルーブルから移籍してきました」とは書かない。
電話で聞かれたら答える。
われわれから、それを売りにすることはない。
またわれわれからそれを言うことはない。
移籍があったことについては、R-GROUP事務局通信などで公式に打ち出す。
そういうかたちにしましょう。
よろしくお願いいたします。
■ルーブル問題でわれわれがもう一度思い出さなければならないのは、R-GROUPのブランドであり、路線であり、この会社で働いているわれわれの誇りである。
■R-GROUPに採用され在籍しているキャストさんの価値や意義を大切に考える。
■R-GROUPに採用され在籍しているキャストさんの価値や意義を大切に考える。