2005 年下半期の営業=組織方針 「現段階」で打ち出した方針は、われわれの今後の活動の基本的な方針であって、今後も継続して実践されていくべきものである。また「現段階」は、ある意味 R-GROUP の数年間の取り組みの、すべてとは言わないがその主要な実践に関してそこにはらむ根本的な問題をえぐり出し路線化した綱領的文書であって、今日的になお有効であり、今後も活用されていかなければならない。 さて、 2005 年下半期から 2006 年に向けての方針を明らかにするうえで、「はじめに」の部分で述べた当面するわれわれの課題・目標に立ち戻ろう。そこでは、以下の 3 つのことが掲げられた。 1.接客人としての自分を磨くこと 2.組織人としての自分を磨くこと 3.事業人としての自分を磨くこと 課題と方針は、すべてこの 3 点に集約される。また、この 3 点は、われわれがわれわれである限り、決して変わることのない普遍的なテーマであるといえる。この 3 つの総括点につねに立ち返り、個別的=組織的に血肉化し豊富化していくことが、われわれの事業を成功させていくカギとなるものである。 具体的には、すでに縷々述べたことがらのなかに方針化されているが、とくに接客の課題に関しては、はっきりと「リッツカールトン」式の接客術に学ぶということを具体的な方針として打ち出しておきたいと思う。とくにパーソナルサービスという考え方は、すぐにでも取り入れていかなければならない。 組織的には、指導系列に従った組織建設を今後も推し進めていく。 指導部は各級指導機関に対し、責任を取りきっていくことである。また、スタッフはすべて上級の指導に従い、その指導の下でいっさいの課題を実現するために全力をつくすという立場に立ちきるべきである。不健康な気分から生じる不平不満や突き上げは断じて許されるものではない。繰り返すが、もともと不平不満とは、それがどのような「正当性」を繕おうとも、自らの任務=立場的責任にたいする根本的な日和見主義をその根源としているのであって、組織を通じ共同してビジネスを遂行していこうとする立場とは、まったく無縁のものであるといわねばならない。 こうした組織上のさまざまな歪みと闘っていくうえで大切なことは、路線と指導系列に対する正しい意味での忠誠心を持つということである。忠誠とはいわゆる武家社会におけるような盲目的な服従という意味合いでいうのではない。路線と方針、指導系列に対する忠実な使命感を持つ、ということである。この正しい意味での忠誠心を組織全体のものとするためには、路線=方針において徹底的に一致しぬくことが絶対に必要である。逆に、忠誠を誓えないということは、その路線に対して一致していないということを表しているのである。 R-GROUP の路線は、風俗をそのスタートとせざるを得ないわれわれが、ビジネスという考え方を手がかりに事業者として飛躍成長していく唯一にして正しい路線である。何があっても、徹底的に討論し、一致をかちとっていかなければならない。 われわれは、すべてのスタッフに対し「自分が事業主であったとしたらどう考えるか」という視点をもって仕事にあたることを求めていくものである。それは、われわれ自身が近い将来、事業主体となってさまざまな仕事にチャレンジしていくことを本気で考えているからにほかならない。日々の仕事の中で、ときに求めすぎと思われるような厳しい指導があったとしても、それは、現状に満足することなく不断にチャレンジしていくための、いいかえれば、われわれ自身の飛躍と成長のための妥協なき闘争に他ならないのである。 【 2005 年後半の方針】 ■男子スタッフは引き続き、一人ひとりが接客のプロとして自分自身の「接客術」を練り上げていく。とくに今後は「リッツカールトン式」のパーソナルサービスを R-GROUP の基本サービスとしていく。とくに、「リッツ」のクレド( credo )に代わるような、われわれ自身の接客哲学を作り上げる。 ■フロント担当者は実質的な店舗責任者としての自覚をもち、考え行動する。とくに、商品の宣伝と販売に関しては、徹底してビジネスの視点からその戦術を立て、実践する。 ■引き続き、ホステスの成長を心から願い、厳しくも暖かい指導を強めていく ■すべてのホステスに対し、再講習を強め、サービス内容の点検と向上をはかっていく。 ■引き続き、宣伝戦略を飛躍的に強化し、ネット戦略をさらに推し進めていく。とくに WEB 関連で出来ることは、すべてやり抜いていく。とくに、 HP を通じた宣伝を、単なる「商品の宣伝」という段階から、たとえば「ライフスタイルの提案」のようなものにしていく。金津園と柳ヶ瀬をリンクするような「遊びの提案」をしていく。 ■スタッフは、パソコンを使った自己表現を可能な限りやり抜いていく。 ■雑誌を通じた効果的な宣伝に関し、さらに習熟していく。 ■引き続き、幹部は指導部としての自覚をもち、自分自身の指導能力の向上のため不断に努力する ■沖縄・札幌をはじめ北陸・関西に地方求人をさらに展開し、素人の獲得に全力をあげる。 ■ WEB 関連の新規事業を立ち上げる。 【以上】 |