すすきのソープを体感しての感想

2017年10月1日

ルネッサンス 堀内

目次

1.はじめに                                                     

2.すすきのについて

2-1歴史                                                                        

2-2現在の状況                                                                

3.訪問したお店の報告

3-1 概要                                     

3-2 報告                             

4.総評                                                                       

5.参考資料                                                                     

 

 

1.はじめに

中洲、高松に続き、今回はすすきのソープのレポートを作成致しました。約2年ぶりの提出、今回で3回目のレポートになりますが、このレポートではすすきのの『歴史』、『現状』、訪問したソープランドの『報告』、『総評』を簡単ではございますが述べたいと思います。

準備する時間の問題で所々内容が薄い所もあるかと思いますが、予めご了承下さい。

 

2.すすきのについて

2-1歴史

1871年、北海道開拓使が現在の南4・5条、西3・4丁目の区画を遊廓地帯に指定した事が歓楽街の始まりとされています。開拓使はこの区画を「薄野遊郭」と命名し、周辺に点在していた旅籠(実質的な売春宿)を当地へ移転させた。開拓使による売春街建設の理由として、開拓に従事する労働者を札幌に繋ぎ止める必要があったことなどが考えられています。

翌年には開拓使によって薄野遊廓の周囲900mに高さ1.2mの土壁が造られ、南4条通と札幌駅前通の交差点、または南5条通と西3丁目通の交差点には大門が設置されて、土壁内部の南4条通は「藤井町」、南5条通は「中之町」、南6条通は「柳川町」と名付けられました。同年秋には新政府から芸娼妓解放令が発令されたが、遊女屋が貸座敷などに呼び名が変更されたくらいで、実質的には大きな影響は無かった。その後、公娼制度の確立とともに、薄野遊廓の周辺は歓楽街として順調に発展しました。

 

2-2現在の状況

そして北海道札幌の繁華街・歓楽街と言えば、「すすきの」。薄野、ススキノとも表記されることもあるようです。今では歌舞伎町(東京都新宿区)、中洲(福岡県福岡市)と合わせて日本三大歓楽街と呼ばれる事もあります。東京以北で最大の歓楽街として、飲食店・風俗店から大型商業施設・外資系ホテルまで、あらゆるジャンルが混在する巨大繁華街でもあります。現在では、日本国内はもとより外国人の姿も多く、特にさっぽろ雪まつり開催時には国外からの観光客も訪れ、更にも増して国際色豊かになっています。ちなみに、すすきのという正式な地名はないが、すすきの交差点、すすきの駅(札幌市電、札幌市営地下鉄)などの名称として広く用いられています。すすきのという地名が示す地域の範囲は曖昧であるが、すすきの観光協会では、南北は南4条の都通から南6条の間、東西は西2丁目から西6丁目の間と定めています。

 

3.訪問したお店の報告

3-1 概要

今回はメンズバスエルカルさんへ行ってきました。
すすきのソープでは高級店の部類に入るらしいです。

◯店舗名
メンズバスエルカル

オフィシャルHP

ヘブンページ

◯訪問日時・時間
2017年9月25日 P.M.10時半頃

◯場所
東急REIホテル、すすきの駅から徒歩約3分

図1 メンズエルカル店舗までの地図

 

図2 メンズエルカル店舗までの地図(拡大)と出入口

 

図3 入口側 看板写真と正面写真

◯料金

90min : ¥31,000

70min : ¥23,000  (指名料:¥2,000 , 延長料¥12,000/30min , 他Option別途料金)

新人コース : ¥26,000/80min(指名料込み)

 

◯接客キャスト

水無月カノン オフィシャルHP

 

3-2 報告

①予約電話対応

夜の10時すぎ、案内終了間際だったこともあり、特にキャストの指名はせずに入れる所なら何処でもいいやという気持ちでお店を選びました。ただ大衆店や中級店には行かずに、高級店と謳っているお店に絞って行こうと決めていたので、そこを重点に探していると一軒目で決まってしまいました。

そのお店はメンズバスエルカルさんです。単に高級店と謳っているから選んだというのが理由で、特に何のこだわりも無かったので、過度な期待はせずにキャストさんの指名もしないで予約しました。 電話の応対ですが、話し方に柔らかさを感じる方で、私がお店の場所が分からないと言うと丁寧に教えてくれました。またキャッチに関しての注意もしてくれて、お店に迷うことなく入店できました。後で気づきましたが、旅行で宿泊していた東急REIホテルから目と鼻の先にありました。

②送迎から来店・待合室

お店からの送迎はなく、また駐車場もなく、徒歩のみで来店するスタンスのようです。そのお店まで行くのにキャッチの数が多く、すすきの街独特の雰囲気が感じられました。以前テレビで見たことがありますが、すすきのではキャッチによるトラブルが多いようです。

お店が入っているビルに着くと、一見普通の雑居ビルのようでした。(図3参照)ビルに入り奥に進んでいくと、お店の看板があって、お店は地下にありました。事前に電話をしていたこともあり、地下に降りていく途中で店員さんにお出迎えして頂きました。中に入ると正面にフロントがあり、その脇を通って待合室へ案内されました。履物は履き替えずに土足のままです。ちなみに待合室は目視で確認しただけでも4部屋あり、私が通された待合室は2人掛けソファーが一つと大きなテレビ、数冊の雑誌しかない小さな部屋でした。どこかの漫画喫茶にいるような圧迫感がある待合室ですが、店内そして待合室は改装したばかりのようなキレイな印象を受けました。待合室で待っていると、おしぼりは出てきましたが飲み物が出てきません。私は違和感を覚えていると料金支払いのやり取りになり、90minのコース¥31,000(指名なしFree)を支払いました。このお店では会員証がなく会員割引はありませんでした。前項3-1にあるように、一律コース料金と指名料のみのようです(Optionは別途料金発生)。支払いが終わるとトイレの有無を尋ねられトイレに行きました。特に目立ったものもなく、用を済ませて待合室へ戻ると早速ご案内の声がかかりました。

③お部屋の中とキャスト接客

今回のキャストさん

水無月 カノン(新人)  Age.23 T158 B85(D) W55 H83

水無月 カノンHP

準備ができたと呼ばれ待合室を出ると、キャストさんが両膝をついてお出迎えしてくれました。Freeということもあり、この地点では名前は分かりませんが、第一印象はきれいで可愛く中肉中背、色白で笑顔がキュートな女性でした。あとで聞くと名前は水無月カノンさん(以後、カノンさんで統一します。)でまだ1ヶ月前に入ったばかりの新人さんでした。Freeということもあり、新人さんだろうと経験の長い方であろうと誰でもいいと思っていたので、特に気にはしていませんでした。

お部屋に入る時は土足がNGということで靴を脱いで入りました。お部屋に入ると、ベッドと浴室が隣り合わせになっていて、少し圧迫感のある印象を受けました。タオルはベッドの横に無造作に置かれ、新品のタオルは袋に入ったままの状態で置かれていたものもあり、この光景にちょっと不思議に思う私がいました。そう思いながら座ると飲み物から聞かれ、私はガラナを選びました。正直ガラナは全く聞いたことが無く、興味本位で選んだのですが、北海道にしかないコーラで炭酸が弱くて甘いシロップを飲んでいるかのようでした。他愛もない会話から一息つくと、私の服を脱がせてくれました。ただ全て脱がせてくれた訳ではなく、自分で脱いだものもありました。その逆もあって、彼女の服を脱がせてくれた時もあれば、そうでない時もあり、やや中途半端な印象を受けました。

即即プレイはなく、そのまま浴室のイスで体を洗ってくれました。ただ単純に体を洗ってくれただけで、イス洗いなどのプレイは何もありません。 体を洗い終わると浴槽へ入りました。足を伸ばしても届かないくらい、やや大きいキレイな丸形の浴槽でした。カノンさんが浴槽は入るとすぐに潜望鏡をしてくれました。その後カノンさんから、「ベッドとマットはどっちが好き。」と聞かれたので、私は「ベッド」と答えると、そのまま浴室から出てタオルで体を拭き始めました。私が「マットはやらないの?」と聞くと、「マットは好きでないから。」と言ってやる様子がありません。 今までの様子を見ているとそんなもんだなと、思わず納得してしまう自分がいました。 ベッドはというと、特に印象的なサービスやプレイはなく、手コキや乳首舐めを繰り返すばかり。もちろん挿入時はゴム付きだったが、興奮や面白みがなく、結局イケなかった。するとローションをこれでもかという程ベタベタにして、ひたすら手コキや乳首舐め、挿入を繰り返すばかり。私が責めをしようとしてもさせず、完全受け身のみのプレイだった。全部とは言わないが、ヘルスやデリヘルよりひどい内容かもしれません。

結局1回だけで終わり、話上手な部分があったので時間いっぱいまではいましたが、はっきり言って早く帰りたかったのが本音です。時間前だったせいか、タイムアップを知らせるコールは鳴りませんでした。

④上がり接客からお店を出るまで

上がってくるとスタッフが1名いましたが、そのままカノンさんとそのスタッフに見送られて、最初に入って来た所とは別の所から外へ誘導されてしまいました。当然ながら上がり接客もなければ、聞き込みもありません。図2をご覧頂けば分かりますが、入口が表通りにあるのに対して、出口は表通りから細い道を入った所にあります。外に出たその細い道には、いかにもキャッチと思わせる人が沢山いて異様な光景でした。

 

5.総評

後で分かったことですが、この日の出勤はカノンさんを入れて6名出勤しておりました。私がFreeで予約した際は何人のキャストさんが空いていたかは分かりません。ただ言えることは、私達R-GROUPのようにFreeのお客様でも写真を出すようなことはなく、案内までどのキャストさんになるか分からないということです。そしてカノンさんはこの日、オープンから出勤して私で2人目だと言っていました。新人さんだから入らないのか、既に常連さん達に見切られているのか。はっきり言って第一印象は良かった。初対面から客受けするタイプだと思いますが、プレイは最悪だと感じました。

金額とプレイ内容の観点から考えてみました。金額を問題にすれば、

90min ¥31,000 →10min ¥3,444.4・・・

仮に110min、130minで計算すると、

110min ¥37,888.8・・・ ≒¥37,889(四捨五入)

130min ¥44,777.7・・・ ≒¥37,778(四捨五入)

ラブティファニーを例に挙げれば、110minコースであと¥7,000、130minコースであと¥10,000足せばゴム無しの即即プレイが可能になります。

プレイを問題にすれば、

ソープランドの楽しさが感じられなかったのが一番残念でした。これならデリヘルの方がまだいいかなと他の方は思ってしまうのも無理はないと思います。元々過度な期待はしていなかったので根には持ちませんが、クレーム等のトラブルになってもおかしくないと思います。

今回はメンズバスエルカルさんのみの1店舗だけでしたので比較対象となるお店がないのですが、高級店と謳っていて何が高級なのかコンセプトが見えてこないお店だと思いました。またこの現状をスタッフは理解しているのかも疑問です。実際、上がり接客もしない、聞き込みもしない、何を判断材料にしているのか全く分かりません。

「今日はいかがでしたか?」

という言葉があっても良さそうですが。私達の普段行っている接客と比較しても疑問を感じることばかりでした。

あるR-GROUPのキャストさんが言っていた言葉を思い出しました。

『すすきのはヒマだ。』

私は数年前に今回のように旅行に参加させて頂いた時、同じ界隈にある、さっぽろ倶楽部さんを含めた3店舗へ行ったことがあります。残念ですが、この時の印象は全く残っていません。良さを感じなかったのか、もう一度行きたい気持ちになりませんでした。今回もたまたまだったのかもしれませんが、この言葉に納得してしまう自分がいました。とは言っても、このキャストさんが悪いとは思えません。すすきのという街のソープランドにおいて、これが今の実態でありレベルなのかもしれません。残念ですが、今までレポート書いてきた中洲や高松よりも下であることは明白でした。

最後に、今や風俗業界も競争が激化しています。その競争に勝たなければ未来はないと思っています。 そこで大変恐縮ですが、2015年に書いた中洲レポートを一部引用させて頂きます。

高級店のサービスは、キャストの性的サービスだけでは成り立たないし、スタッフの接客・誘導・装飾だけでも成り立たない。これら全てが融合してお客様の不安をなくし、心地良い空間や安らぎを与えてこそ、高級ソープランドとしての資格があるのではないかと思います。そしてそれを追求していって初めて本物になる。もしそれを見誤ると大衆店にのまれる可能性がある。 同じ高級店でも内装が高価であったり、備品が高価であったり、高級店としての価値をどこに置くかでそのコンセプトは全く変わってきます。非現実的な空間で豪遊できればいいという考えの人もいるかもしれませんが、たいていの人は人間の心の温かさ、すなわち真心が感じられないお店へは次の来店は敬遠すると思います。

『綺麗なものや高価なものはお金で買えるが、人の心はお金では買えない。』

お金で買った高級感はただの見せかけであって、それを見て感じたお客様の共感を得て初めて、本物の高級感あるお店として認識されるのだと思います。そして、人の心は会話のコニュニケーションや気持ちを通じて、相手に信頼されて初めて買えるものだと。

このメンズバスエルカルさんに入って考えさせられるものがありました。これからも一日一日成長できるように頑張りたいと思います。

 

6.参考資料

・ Hatena Blog 気になること~

・ Wikipedia すすきの

・ メンズバスエルカル

  オフィシャルHP

  ヘブンページ

・中洲レポート

 『激戦区!中洲双璧高級ソープ2GROUPと大衆店の営業形態から見た価値の違い』