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丹羽孝之 7月月報

7月度の売り上げについて、やはり安泰とは言えない結果となった。
例年と比べても売り上げは下降している。
様々な要因はあるが、一番はキャスト出勤率の低下であると思われる。もちろんのことキャストによって目標金額、働き方などの違いがあるが、キャストの維持と管理について今一度、路線文書の確認をしていきたい。
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(1)新人とりわけ未経験者のデビュー戦について
新人とりわけソープ経験や風俗経験のない若いキャストのデビュー戦においては、細 心の注意が必要である。一般的なキャスト指導とは別に、ソープキャストとしての仕 事と生活を軌道に乗せるための、精神的・身体的ケアが必須不可欠である。デビュー 初日の1本目のお客様などは、お客様の聞き込みも重要だが、キャストの精神的・肉 体的ダメージの点検が最重要の課題となる。1本1本、キャストの顔色をしっかり見 て、とくに身体のケアについて注意を払うことである。
講習指導を女性トレーナーが専一的に行うという現状に規定されて、フロントの男子は、とりわけ女性の肉体についてのケアが意識の外になりがちである。これまでにも、デビュー初日にダウン、そのまま脱落という事例を何回となく繰り返し、非常の多くの期待値の高い人材を失ってきた。素人・未経験者のデビュー戦においては、細心なうえにも細心の注意を払うことを、確認しておきたい。

(2)経験者について
経験者には、「R-GROUP的なもの」を浸透させることに全力を傾注しよう。とりわけ挨拶などの基本的な礼儀礼節、基本的な社会的常識、ビジネスティックな考え方をしっかりと教え込んでいくことである。他社の色がついていると判断した場合には、とくに粘り強い指導を通じてR-GROUPのキャストに純化させること、デリヘル的な意識やヘルス的な意識の残滓が感じられる場合には、プロのソープ嬢へと純化させることが必要である。もちろん、それを指導するフロント担当者がR-GROUPの社員・ソープ人として純化していることが前提であることは、言うまでもない。

(3)キャスト指導の根本的課題
キャスト指導とは、組織論的にいうと「決まりごとを遵守させながら、R-GROUPキャストとしてよりレベル高い接客をしていけるように適宜アドバイス・指示を出すこと」であるが、同時にそれはキャストを教育するということであり、人間関係論で言うならば、深い信頼の絆を切り結び、キャストとしての存在と成長のあり方のすべてをフロントに求めさせる関係をつくるということでもある。
「女性を使う」課題においては、良くも悪くも当該の男性スタッフがそれまでプライベートな世界で女性一般とどのような関係をつくってきたかという歴史が反映される。つまり、その人間の女性観・男女観が否応なしに指導関係のなかに投影されがちである。
しかし、個別具体的にどのような歴史や男女観があれ、路線と決まりごとに基づいた指導関係を組織的に形成していくこと、そして組織指導部としての路線的内実を自分自身のなかにつくっていくこと、あるいはつくっていこうとする問題意識とその努力こそが何よりも大切なのである。
何が言いたいかというと、「路線と決まりごとに基づいた指導関係の形成と路線的内実の真面目な形成への努力」は、風俗の世界でよく語られる「女を上手く使う」という皮相な俗論に勝るものがあるということである。
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スタッフを最大限尊重する(働く仲間との関係)
キャストおよび男子スタッフは、自分を支えてくれるかけがえのない仲間である。最大限の愛情と感謝をもって接しなければならない。
(1)フロント担当者は、R-GROUPのチームリーダーのひとりとして男女スタッフを維
持し、粘り強く大切に育てていく責務を負う。
(2)スタッフ教育の要諦は、成功体験を積み重ねさせることである。
(3)指導は立場と責任において行うのであって、肩書きで行うのではない。ともに仕事を担う仲間として、最大限の尊重と感謝・愛情を表現することが大切である。
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私自身も含めて各店舗フロントは改めて路線を確認し、これからもキャスト、男子、すべてのスタッフをかけがえのない仲間として、ともに成長していけるグループを目指していきたい。

そして皆が「R-GROUPに入って良かった」と思えるような店舗作りを心がけていきたい。

キャスト出勤が多いところにお客様は集まり、お客様の多いところに女の子は集まる。

そしてそれが店の勢いとなり、グループの勢いとなる。