求人=キャスト応募、教育=講習、宣伝=プロデュース。
圧倒的な物質力をもって三位一体の営業を続けている金津園R-GROUP。
とりわけ、独自の求人の論理に関して、どのような考え方を根底に据え、そしてそれが、どのような実践と結果につながっているのか?
再び丹羽統括に聞いた。

今回はとくに求人の論理、どのような人をターゲットにしているのか、そしてそれはなぜか?といったところに重点をおいて質問をしてみた。
(聞き手:事務局)

前回のインタビュー以降、またキャストさんの在籍が増えましたね。
丹羽:そうですね。
応募は毎日ありますのでかなりの数を対応したかと思いますが、面接=採用からデビューに至ったのは13人でしょうか?
実は昨日も面接予定がありましたし、今日(8/15)は1名着任を予定しています。
盛況ですね。
丹羽:たいへん嬉しく思っています。
このかんの応募に、なにか特徴的なことはありますか?
丹羽:これといった特別なことはないのですが、東京・福岡・大阪・名古屋・三河・京都・金沢・・といつもどおり全国から応募が来ています。
いつも感じることですが、みなさん求人ホームページはよく読んでいますね。とりわけR-GROUPの考え方や理念についてはよく読んでいて、そこに感動して応募している方がほとんどです。

もっとも、そういう方を中心に面接しているわけです。
そうではない方、たとえばメールでたった一言「稼げますか?」といったような礼儀を逸した問い合わせもよく来るのですが、そういうお問い合わせにはお返事していません。

たった一言「稼げますか?」だけですか。挨拶文なしですか。そんなメールも来るのですね。
丹羽:そういうメール、実は多いんです。
「稼げますか?」
「いくらもらえますか?」
「すぐに働けますか?」
これだけです。
こういう問い合わせには、お返事しないことが多いですね。いじわるをするつもりはないのですが、お返事のしようがないということもあります。それに経験的に言って、こういうメールを送ってくる方に、私たちが望む人材はいないと思います。
もちろん、短文の問い合わせでも、真剣さが伝わるメールには必ずお返事しています。
あと、困るのは夜中の3時とか明け方の5時に携帯に応募の電話をしてくる方。最低限の常識がないと判断して、やはり受け付けないことにしています。
夜中の5時ですか。そんな方もいるんですね。
丹羽:います。しかし、考えてみてください。明け方の5時に携帯に電話して相手が出て当然と考える人というのは、どういう考え方の持ち主でしょうか。
デリヘルなど深夜営業の店が増えて、24時間応募受付という店があることも事実ですから、対応してくれると思うのかも知れませんが、そこはある種の常識が必要だと思います。
少なくとも受付時間を確認してからかけてほしいですね。

だから、R-GROUPでは応募電話の受付はあえて昼の12時から深夜0時までに区切り、求人ホームページにもそう記載しています。
応募があったら誰でもとりあえず面接するというわけではないのですね。
丹羽:ええ、違います。そういうお店もあるのかも知れませんが、R-GROUPの場合は100人の応募メールがあったとして、やりとりするのは50人、実際に面接するのは30人、採用は15人・・そのくらいのパーセンテージだと思います。
そんなに少ないのですか。
丹羽:ええ、だから、これは非常に自慢できることなのですが、現在R-GROUPに在籍しているキャストさんは、本当に少数精鋭ですし、選ばれた人々です。

応募のときにたった一言「稼げますか?」というような非礼な応募の仕方をしてきた方などはひとりもいないんです。そういう方は、まず面接しませんから。
自信満々の方も、私どもからお会いすることはあまりないですね。
自信満々というのは、どういうことですか?
丹羽:真剣な応募の思いをメールで綴ったり、電話で伝えたりするのではなく、写真を送りつけてきて「どうですか」というような方ですね。「美しい私は採用されて当然」という思い上がった考え方が透けてみえて、ほんとうにシラけます。
また実際、こういう方は、採用してもR-GROUPの会員様からはいちばん嫌われる傾向にあります。
R-GROUPの会員様は人間的に謙虚で素直な子がお好きですし、私たちもそういう人格をいちばん重視していますからね。