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2012年基本方針


WEBを通じた新規顧客獲得と男子による顧客のリピート獲得

フロントサイド主導のWEBを駆使した顧客層まるごとの獲得(投網方式)と、男子スタッフの地道な日々の接客によるリピートの獲得を通じて、各店舗来店顧客数の圧倒的増大をかちとっていくこと
重要【R-GROUP事務局通達2012.1.1】

総論としての路線的実践

われわれR-GROUPのR-GROUPたる所以、すなわち「ビジネスとしてのソープランド」を運営しようとしているわれわれの根本的立脚点は、すでに繰り返し確認しているとおり、路線に基づいた営業を日々しっかり行なっていくという点にある。経験主義を排し、提起されている方針に基づき、路線的で原則的な運営を行なっていくこと。キャストの仕事内容、男子の接客のあり方、顧客の獲得と維持、店と会社の興隆を願うフロントサイドおよび男子全社員の情熱的取り組み、そのすべてにおいて路線的内実を問うていくこと。それこそがただひとつ求められていることであり、われわれの勝利への道を保証するものである。
つまり、われわれはまずなによりも路線において勝つ。あるいは路線の実践的有効性において勝つ。誤解を恐れずにいうならば、売上はその結果である。「先に勝ちて、しかるのち戦う(※)」というあり方こそ、確実な勝利を求めてやまないわれわれがとるべき戦略的立場だということである。
※「善く戦う者は不敗の地に立ちて敵の敗を失わざるなり。この故に勝兵は先ず先に勝ちて、しかる後に戦いを求め、敗兵はまず戦いて、しかる後に勝を求む。」(「孫子の兵法」)

もしもわれわれが路線的立場に立ち切らないとするならば、それぞれが個別的な経験主義にまみれてしまうことを肝に銘じなければならない。経験主義は、一定期間経験を積んだ者だけの陥穽ではない。昨日入社した者にとっても経験主義の落とし穴は日常の其処此処にポッカリと口をあけている。
あるがままの自分(経験の産物としての自我)を思考の基準とする限り、限界の境界線はつねに自分を超えることはないということをわれわれは知るべきである。もっとも、あるがままの自分をどこまでも肯定し温存していたいのが人間であり、だからこそ落とし穴は誰にでもあるということでもある。あるがままの自分を否定し、客観的に求められる接客人・サービス人としての仕事内容をつきつめていく立場、つまり路線的立場に自らをどこまでも立脚させること、それこそがわれわれの勝利(ビジネスにおける安定的収益)を保証するものである。
すでに出されている通達や各種文書を基礎に、ソープランド営業の路線的な考え方とその実践方法をマスターしていこう。
会社の事業と自分自身の未来を「日々成長をとげる無限の上昇スパイラルにおいてとらえようとする立場」に立ち切って、そのために必要な課題を追求してこう。




A.集客面

すでに通達「キャストの出勤と部屋の最大稼働について」ではっきりさせたように、われわれの基本的日常的任務の最大課題は、各店舗の部屋数を100パーセント稼働させていくという点にある。

そもそもの根本的な、われわれの日常的な仕事の課題は、部屋数に規定された最大可能接客数をいかにして日々実現していくかという点にある。 10部屋ある店舗であれば、毎日かならず10人のキャストを出勤させ、そのすべてのキャストに最大稼働数の顧客をつけること。4店舗すべてをあわせると、われわれには
 ラブティファニー10、ルネッサンス8、クラブロイヤル7、リージェントクラブ貴公子11
 で合計36の部屋が存在しているわけであるが、4店舗協力してそのすべてを埋める36人のキャストを出勤させ、同時にそのすべてを取りこぼしなく稼働させることである。ここにこそわれわれの日常的な総括基軸があり、そこにむかってすべての取り組みが存在しているのだといえる。
(R-GROUP事務局通達「キャストの出勤と部屋の最大稼働について」2011.10.5)

部屋を100パーセント稼働させるということは、いうまでもなく部屋数分の顧客の来店を組織するということである。4店舗36部屋×5回転(一部4回転)≒1日約180人、1ヶ月約5400人の来店を組織するということである。
日々の日常的な課題でいえば、1ヶ月5400人の来店を組織するところから1日の来店組織率を考える帰納的な思考が大切であって、結果としての1日の来店数の積み重ねからひと月分の来店総数を演繹的に考えるということではない(1店舗単位の集客においても同様)。フロントサイドの思考のなかには、常に最大稼働マップが置かれ、その最大稼働目標から今日の稼働率を問題にすることが習慣とされていなければならないということである。

部屋数の最大稼働を実現するための水路が、「WEBを通じた集客」と「日々の接客を通じた顧客の囲い込み」にあることはいうまでもない。2012年はこの2つの水路をあらためて対象化し、その深化・発展を具体的人格において実現させていく年としたい。

(1)ヘブンネットを重視する方向に転換する
(メジャーなWEB情報サイトにおける主流派[人気店]イメージの人為的創出)

新規顧客の主要なルートがヘブンネットにあると判断し、総じてヘブンネットの中で主要な位置を獲得することを通して新規顧客の開拓を行なっていくという方針転換を行う。
■店長の直送便、インフォメーション、即ヒメなどできる限り積極的に取り組んでいく。
■写メ日記については別途ガイドラインに基づいて1年間に限り試験的に取り組む。
他方で公式ホームページの改革を通じて、最終的には公式ホームページを通じた顧客の獲得と囲い込みを行なっていく。

これまでヘブンネットなどのポータルサイトは、公式ホームページへの水路としての位置づけを行うのみで、集客の要はあくまでも公式ホームページにあるとし、また実際にも公式ホームページそのものの権威が顧客の関心を最終的には決定するのだという認識に立っていた。このことについては現在も何ら変わりない。あくまでもわれわれのカラーをもっともストレートに表現するのは公式ホームページであり、また公式ホームページこそが顧客にとって最も利便性に富んだ情報ツールとなるべきものであって、昨今金津園で流行っているようなヘブンネットの店舗ページを公式ホームページの代用にする[キャッツ方式]は、われわれは採用しないし、採用すべきではないと考えている。
ただ、新規顧客のルートがヘブンネットにある以上、ここを重視しないわけにはいかないということもまた事実であり、ここで人気店イメージを人為的に創出することによって、これまでわれわれと無縁であった新しい層の取り込みを[メジャーなWEB情報サイト]→[公式ホームページ]への誘導を主な水路にして行なっていきたいということである。
「人気店イメージの人為的創出」と言うと、「人為的」という言葉のニュアンスから「顧客操作」の誤解が生じるかも知れないが、そうではない。WEB世界において、とりわけ新規顧客の意識[印象]だけを問題にするならば「人気店」とはじつは「人気店イメージ」のことだということが理解されるだろう。新規顧客はキャストの実際のサービスや容姿、来客数などを仔細に点検した上で相対的に「ここが人気店である」と判断しているわけではない。WEB上の噂などもある程度参考にしているかもしれないが、主としてホームページのイメージで判断しているし、そうする以外に情報はない。
そう考えたとき、やはり人気店イメージの人為的創出は、WEB戦略上必須の課題なのだといえる。2012年は思い切ってここに力を注いでいく。

方針
■ヘブンネットのランキングアップのために必要な取り組みをすべてやる。
①そのために、金津園ワールドおよび組合ホームページからのリンク先をすべてヘブンネットの各店舗ページトップに変更する。
②写メ日記の取り組みを始める。「ガイドライン」に沿った品格ある写メ日記とする。
③ヘブンネット当該店舗のトップページをブックマークし、毎日アクセスすることをキャスト・スタッフの義務とする。(ランキング対策。ランキングが上がることが自分自身の利益にもなる。)
④公式メールマガジンに、ヘブンネット当該ページのリンクを貼る(ここからもアクセスを稼ぐ)。
⑤上がり接客などで、写メ日記や店長の直送便などを紹介してアクセスを誘導する。(当然、QRコードなどの資料を現場で作成する必要あり)
⑥新人デビュー時には、ニュース文面と写真ネタをつくってヘブン編集部に持ち込む。(ニュース)
⑦積極的な顔出し・目出しを追求していく。顔出しできるキャストを「優遇」する。
⑧プラチナメールも公式と同様に配信していく。(公式メルマガ1本でいくという方針を変更する)

(2)男子スタッフの接客をあらためて重視する

男子スタッフの接客のあり方については、これまで折に触れて述べてきたが、主として上がり接客のあり方について検討を加える。これまで上がり接客においてメインとなってきたのは、キャストアンケートをいかに取るかという点だったかと思うが、キャストアンケートを取りながらも、男子と顧客との接点を最大限強化する観点をもってやりきっていく。

★新規のお客様が来店した場合には、フロント担当者が必ず挨拶に出向き、名刺を出し、来店への感謝と今後の末永いお付き合いを心をこめてお願いする。同時にアルバムを利用した店舗キャストの紹介を(「見ておいてください」ではなく)対面しておこなっていく。こうした店側の態度が、会員カードの販売にも直結するのだと考えたい。逆に心からの挨拶もなしに会員カードの販売のみを目的とした営業を行うことは、非礼な振る舞いと映りかねない。
★姉妹店会員のお客様で初来店のお客様の場合にも、同様の挨拶が必要である。
★会員のお客様で、リピートのお客様にも、男子スタッフが積極的に名刺を出し、ご挨拶を行なってつながりを作っていく。
★総じて、男子の指名を作っていく。(電話で個別男子を指名した電話をいただく)

【参考】
2005 年下半期のR-GROUP組織方針( 2005.8)
男子スタッフの接客について最低限求められること (2010.9)
男子の接客・仕事全般について (2011.10.8)




B.キャスト管理面

(1)「勤務の約束事」を通じた雇用関係をはっきりさせる
年末に生起したキャスト間の諍い問題などを総括し、通達「キャスト間の連絡禁止」「顧客との連絡および姫予約禁止」を軸に、原則的な店舗運営を行なっていく。雇用関係は「勤務の約束事」の遵守を前提としていることをはっきりさせる。
とりわけ朝の挨拶・案内・点検・精算の4つの場面において、規律を重視していく。


(2)キャスト指導の一環としての講習指導員による指導を強化する
キャストのさまざまな悩み事の解決やメンタル面の指導においては、これまでも令子先生による個別指導を位置づけてきたが、この点のおけるさらにはっきりとしたフロントサイドの意識の集中が必要である。「カウンセリング」という形での指導でなくても、折に触れた女性指導員との会話がキャストにもたらす効果は、われわれ男子が思う以上に大きいものであって、令子先生の存在とその指導をキャスト指導のなかにはっきりと位置づけていくことである。
令子先生は、実技講習・キャストの全人格的な指導を熱意をもって実践するばかりでなく、心の底からR-GROUPの役に立ちたいと願ってくれている稀有な存在であり、われわれにとって唯一得難い存在である。実際この数年間のR-GROUPの躍進は令子先生なくしては考えられなかったものであり、その貢献度の高さはどれだけ強調されてもされすぎということはない。
限りない感謝の気持ちをもって、その存在を大切にしていこう。

(3)キャスト面談を継続的に行なっていく
事務局(丹羽)によるキャスト面談を今後も継続して行なっていく。
キャストの問題意識や現状、接客における顧客とのやり取りの実際、あるいは店舗内の諸問題などの情報は、せいぜいのところフロント止まりになって事務局まであがってこないことも多い。事務局としては、トータルな組織運営のためにも現場のナマの声を拾っていきたいと考えている。各店舗フロントは、たとえばキャストの待機時間は面談に利用できる時間として事務局に随時連絡を行うなど、キャスト面談の実施に全面的に協力願いたい。

【参考】
当日欠勤について (2006.10.13)
姫予約がなぜいけないか?
キャストの出勤と部屋の最大稼働について (2011.10.5)
本指名顧客の予約情報をキャストと共有せよ(2011.7.10)





C.男子スタッフの強化・成長について

勤続半年以下の新しいスタッフが増えた。スキルの違いはあるが、もともとのスキルとは別個にソープランドスタッフとしての基礎をしっかりと教育していく。
一方において、男子スタッフ一般の教育というだけではなく、一定の経験を積んだ自覚ある基幹スタッフの育成という観点を大切にしていこう。また、会議を通じてあらためて組織の定義と路線提起を行ない、基幹スタッフの意識を高めていく。

人員の補充を通じて出来た時間的空間的余裕を最大限活用し、これまでにない人材教育を行なっていく。
■フロント・幹部編
■フロア編
■ポーター編

さらに、それぞれの役割分担を果たすことで組織が回るようなシステムの構築を行なっていく。

事務局の任務として講習資料の作り直し、「勤務の約束事」を見直しなど、会社の基幹部分についての見直しを進めていく。また、基幹スタッフはそこに積極的に参画し、自覚を高めてもらいたい。




D.組織の序列と系列および指導関係の強化について

R-GROUP全体の組織的統一性は、ここ数年で一定程度達成できたと考えている。
透き通るような透明性、指導=被指導の関係、適切な序列と系列の重視。社内派閥の否定。・・・こうした課題については厳密な取組みを行なっていく。(詳細は会議に譲る。)




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